冠婚葬祭の中でも、最も頭を悩ませるのが葬儀・告別式のマナーではないでしょうか。御祝いの席に比べると縛りが多いですし、振る舞いを間違えてしまうと遺族の方の心を深く傷付けてしまう恐れがあります。経験を重ねることで失敗は少なくなりますが、参列した際には周囲の方の振る舞いを吸収することがベストではないでしょうか。
男性や女性に関係なくですが、装飾品の類いには注意が必要です。ピアスやネックレスは外して参列するのが常識ですし、身に付けて許されるのは真珠だけだと言われています。不幸が重なることを意味するので、二重に身に付けることは御法度です。
香典や供花をおくる際も同様で、表書きや渡すタイミングを間違わないようにすることです。特に表書きは、薄墨を使って書くことがマナーだと言われています。テレビや週刊誌においては、しばしば葬儀・告別式の特集がされています。
失敗してしまうポイントを重点的にカバーしているので、それらを参考にしてみるのも良いのではないでしょうか。宗派や地域によっても少しずつ進行は変わってきますし、分からないことはスタッフに訊ねてみるのが良いのではないでしょうか。
式自体は一時間あまりですが、厳粛な雰囲気だからこそ気を付けねばならないポイントがたくさんあります。日本はこれから高齢化社会になるので、お葬式に参列する機会も必然と増えるのではないでしょうか。心の底から哀悼の意を捧げて、故人との御別れをしてあげて下さい。